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2007/4/2 月曜日

予算審議に当たっての演説

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予算審議にあたっては、毎年、議会で“討論”、
つまり壇上での演説を行っています。

討論写真

今の私の行政に対する思いを集約したものですので
少し長くなりますが、その内容を掲載してみます。

↓↓↓↓

【平成19年度予算案に対する討論】

21番、無所属、小林知久です。
平成18年度、一般会計および5特別会計に対し、賛成の立場から討論いたします。

さて、当選以来、毎年申し上げていることを始めに申し上げます。
行政運営において最も大事なことは、予算の策定作業よりも、執行する際のやり方、施策の背景となる理念であると考えております。例え予算が決したとして も、それは施策の概容でしかなく、やり方・考え方いかんによっては、施策そのものを台無しにしてしまうこともある、と考えます。予算執行の隅々まで、ゆめ 怠ることのないようして頂きたいと考えております。

そういった視点に立ち、執行に際しての要望を2つ申しのべます。

1つ目。規則や公平性をもし言うのならば、その規則や公平性の根拠を必ず確認して下さい。規則や公平性をいいながら、その根拠となる法令や条例の趣旨を理 解していない場面が見受けられます。申し送り事項で、前任者から方法論を引き継ぐことも当然必要ですが、必ず施策の目的は再確認して下さい。

行政事件訴訟法が改正され、行政訴訟の原告適格が広がったことはご存知でしょうか?詳細はここでは申し述べませんが、法の、趣旨を踏まえた対応をとる必要 性がますます高まりました。行政としてあるべき姿を踏まえた、遵法精神に本当の意味で則った行動をとるべく、原点からの再確認を望みます。

2つ目。これも毎年申し上げることですが、自らの良心に基づいて仕事を行ってください。組織として守るべき論理は確かにあります。ですが、行政は、特に地 方自治体は、目の前にいる“人”のためにあることを常に心にとめ、自らの良心に基づき必要と考える場面については、言い訳のための努力を行うのではなく、 論理を変える努力をしてください。

真に必要なことは、手続きを踏めば、必ず実行できるように制度は作られています。その手続きは果てしない道のりに感じ、自分ひとりの手には負えないと思う かもしれません。ですが、その時こそ、行政が生来から持つ粘り強さと、これと決めたら、世代を超えてでも実行する継続性を発揮して下さい。今のところ、後 ろ向きな、守ることのみに汲々とし、行政の特性を負の側面に向けているフシがあります。施策を改善することの方が、多少手間でも、結果的に、自らの身を守 る場合が増えてきていると、感じることはありませんか?

単なる現状維持は、一切、身を守らない時代です。行政の特質を、前向きに活かす術を身につけて下さい。そして、訪れた人から常に感謝される、納得される市役所を目指しましょう。
もちろん道のりは遠いものです。少しづつで結構です。前に進むために、日々の仕事を改善して下さい。

さて、財政運営について、申し上げます。
本年度の予算策定にあたり、全施策での一律点検・削減を行われました。しかし、これは、2つの意味で非常に危惧される方法論であると考えます。

まずは、事業執行にあたり、不十分な予算であることにより、不備はないまでも、効果を薄めてしまう可能性がある点です。全体的に予算を減らすというのは、 見かけ上のショックは小さいものですが、先々ボディーブローのように、東大和市政を歪める可能性が高いと考えます。一刻も早く、施策の整理を行い、メリハ リの利いた市政運営を行うことを望みます。

もう一つは、これまでの財政運営の正当性を疑わせる結果を招く、という危惧です。端的に言えば、「今年削減できるのに、なぜ今まで出来なかったのか?」と いう疑問をわかせるということです。これは、長い目で見れば、市政への冷めた視線を招き、信頼感を失わせかねません。ますます高度化する行政需要に対応す るには、市民からの信頼感を失わないこと、取り戻すことは、最優先の課題といっても過言ではありません。目先の怒りを買うのを恐れ、将来にわたる、信頼と いう財産を失うことのないよう、勇気を持って施策点検を行って欲しいと思います。

全施策の一律削減を考える前に、施策の趣旨に立ち返れば、まだまだ出来ることはたくさんあります。
例えば、学校空き教室と学童保育所の問題など、いい例でしょう。

確かに、学童保育所を学校外に置く意味は、かつてはかなりあったとお見受けします。しかし、現状はどうでしょうか?親は何を一番望んでいますか?まず預 かってもらえることが第一ではありませんか?学校の中に置けば、もっと早く学童は全学区に置けたのではないでしょうか。待機児も格段に減ったのではないで しょうか。

こういうと、学校には空き教室がないから、などと誰かが言うでしょう。しかしですね、こういう風に否定のための論理をこねくり回して言い訳する前に、やるための論理を構築できたのではないでしょうか?難色を示す人を説得できたのではないでしょうか?

これだけお金がない状況の中で、こういった建前論に拘り、それゆえに財政効率化が進まず、結果、職員が減る。これは職務に殉じたという美しい話でしょうか?いえいえ、明らかに笑い話ですよね。まさに、自殺行為です。

もうこういうことは、いいかげん、止めてください。空き教室と学童を例に挙げました。が、ここだけの問題ではない、と念のため言っておきましょう。当然、 市政全般に言えることだと思い当たるかと思います。お金がないのだから、先入観なく、最善の方法で、施策を効率化して下さい。言い訳にではなく、前向きな 施策を実施することに、思う存分頭をひねって下さい。

みなさんの言葉遊びの費用を、未来の市民が負担しているという自覚をもって下さい。猶予はありません。苦笑いされない、鼻で笑われることのない、胸の張れる施策に正面から取り組まなくてはなりません。

市長、そのためにあなたがいます。三役に部長の皆さん、そのためにあなたたちがいます。自分の子ども・孫に面と向かって説明できるかどうか、皆さんが常に意識されることを、心より望みます。

私は、この4年、議員として、この東大和をよい街にしようと努力してきたつもりです。しかしながら、至らぬ点は多々あります。力及ばぬ点はもっとたくさん あります。であるからこそ、行政の皆さんに期待します。高い精神性を涵養し、持ち前の粘り強さを発揮し、少しでも良い東大和へと前進させて欲しい。組織を あげての、そして職員一人ひとりの良心に基づいての、虚心坦懐の取り組みを心より望み、私の討論とさせていただきます。

※掲載したものは壇上での発言とは100%一緒ではありません。
正式には、後日発行される、議事録をご参照下さい。
(でも、98%はこのとおりです)